先代の社長「原田義男」と「生ぎょうざ」

原田食品は、創業1976年4月15日。先代の社長は元々、交野市私部で鉄工所を経営しててん。けど、オイルショックで鉄鋼業界があかんから、先代の社長の奥さんが作る美味しい手作り餃子を機械で作られへんかなぁ・・・というのがきっかけで始めたのが、原田食品。

先代のお手製機械で餃子を作ることになったときに、パートで働きに行ったのがこの私。そのころ私は専業主婦で子供も小学校高学年になるから、近所で働くところ探しててん。もう40年前の話やわ。最初はキャベツやニラのカット担当。ニンニクの皮剥きもやったわ。注文が徐々に増えて、働く人も増えて今の交野市倉治に工場移ってん。初めは近所のスーパーや飲食店に先代が全部配達してたけど、配達員さんも雇ってた。

そんな先代社長は、めちゃくちゃマメな人。上手に機械を組み立てて自分なりに製造ラインを考えてやってた。機械止まったり壊れたりしても自分で旋盤使って修理したり、電気工事も上手にしてはった。頼りになる社長やった。バブル景気もあって注文もめちゃくちゃ増えて、先代に言われるがまま私らも宣伝販売に駆り出され「華ちゃん生ぎょうざ」を市場やスーパーで販売しててん。私が売ったらめちゃくちゃ売れてんで。先代が行きも帰りも送り迎いしてくれてたわ。

豪快でハチャメチャな先代の社長やったけど、とってもアグレッシブな人やった!そして、昭和の面白い時代やった。

 

先代の時代があって、今があるねんもんな。

おばちゃんも歳とるわけやわ。

| 最後に・・・懐かしの華ちゃん生ぎょうざのパッケージ。